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ご覧いただきありがとうございます。
年末年始はご家族やお友達と集まる機会が多いかと思います。
そんな楽しい場を華やかに演出してくれる発泡性ワイン。
シャンパンやヨーロッパ各地のスパークリングワインが有名ですが、ローラアシュレイのふるさとイギリスでもスパークリングワインが生産されている事をご存知でしょうか。
今回は祝いの場に相応しいイギリスのワインについてご案内いたします。
近年、注目のイギリスワイン。特にイングリッシュ・スパークリングワインと呼ばれる、シャンパーニュ製法と同じ瓶内二次発酵方で造られているスパークリングワインが注目されており、高い評価を得ています。日本でイギリスワインと言えば聞き馴染みがありませんが、実はイギリスでもワインの生産は盛んに行われています。イタリアやスペインといった生産国は、生産に適した気候の恩恵を受け全土で栽培、醸造されています。しかし、イギリスは冷涼な国であるため、南部にワイナリーが集中しています。ロンドン南部のケント州、イースト・サセックス州などが主な生産地として知られています。
イギリスでは、古代ローマ時代からワインが造られていたとされています。イギリスがワイン造りで歴史のある国だということは、あまり知られていないかもしれませんが、資料に残っている限りでいえば、イギリスでワイン生産が始まったのは11世紀のことです。ウイリアム1世がノルマン朝を開いた時にヨーロッパ大陸から招待した聖職者が、修道院でブドウ栽培を始めた事に由来します。その後、16世紀の宗教革命によってカトリックの修道院や教会は解体されてしまいました。これに伴いワイン造りも廃れ、イギリスのワイン産業は徐々に衰退していきます。再び本格化するのは20世紀後半になってからです。
イギリスのスパークリングワインの評価が近年上がっている理由は、ワイン生産の中心である南部地方のテロワールにあります。その特徴である白亜質石灰岩の土壌と冷涼な気候は、高級スパークリングワイン「シャンパン(シャンパーニュ)」の産地、シャンパーニュ地方と似ており、スパークリングワインに適したブドウ品種の栽培に最適な環境です。
元来、比較的温暖だった南部地方では第二次世界大戦後の20世紀後半からワイン造りが復活しましたが、近年は世界的なワインコンクールで次々と賞を受賞し、ワイン愛好家注目の産地となりました。
年末はイングリッシュ・スパークリングワインと共に素敵な時間をお過ごしください。
皆様にとって来年も良い年になりますように。