COLUMN 33：ホリデーシーズンの過ごし方

イギリスのクリスマス

イギリスにとってクリスマスは、一年の中で最も重要なイベントです。
クリスマスが始まる約1か月前から室内外に装飾を施し、料理やプレゼントの準備にもたくさんの時間をかけます。
そして、クリスマス当日は遠方に住んでいる家族、親戚と一緒に盛大にお祝いをするのです。
具体的にはみんなでクリスマスディナーを食べた後に、プレゼント交換をしたり、夜遅くまで食べたり飲んだり、会話をしながら過ごします。
また、クリスマス当日は公共の交通機関からお店、観光地に至るまでほとんどがストップし、町全体が静かになるそう。
どちらかというと日本のお正月に似ていますね。

冬の花火でカウントダウン

日本では夏の風物詩となっている花火ですが、イギリスでは冬のイベントとして有名です。
毎年ロンドンでは大晦日のカウントダウンの後、新年ちょうどにビックベンの鐘の音とともに大迫力の花火が打ち上げられ、
辺り一面は祝福ムードに包まれます。

ただし、そうしたイベントが終わると街は一気に日常に戻り始めます。
イギリスでは日本のようにお正月を特別に祝う習慣はありません。
1月1日は休みですが、1月2日からは学校や会社が始まります。クリスマスから続いたお祭りムードもなくなり、通常通りとなっていきます。

クリスマスカード

新年のお祝いや日頃の感謝の気持ちを伝える年賀状のような役割として、クリスマスカードがあります。クリスマスカードはお世話になった人達に感謝や喜びとお祝いを伝える大切なもので、メリークリスマスとハッピーニューイヤーの両方を書いて送り合います。
クリスマスは大切な人を思い浮かべながら、メッセージを綴ってみてはいかがでしょうか。

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皆様にとって来年も素敵な一年となりますように。