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COLUMN27:ホリデーに花を添えるイギリスのクリスマス料理

  1. COLUMN27:ホリデーに花を添えるイギリスのクリスマス料理

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ぐっと冷え込む日が多くなりました。ローラアシュレイのブランド発祥の地イギリスでは12月に入るとクリスマスムードに包まれ、通りにはイルミネーションが煌めき、クリスマスマーケットが開かれます。街全体がワクワクした雰囲気に包まれる季節の到来です。
イギリスのクリスマスに不可欠な料理としてローストターキー、ミンスパイ、クリスマス・プディングなどがあげられます。あまり馴染みの無い名前ですが、どんなお料理なのかご紹介いたします。

ローストターキー

メインディッシュにはローストターキー、ローストビーフなどが親しまれています。特にローストターキーはクリスマスを象徴する一品です。クリスマス用の七面鳥を10月~11月に予約する家庭もあるそうです。そうなると一番初めのクリスマス準備がターキーの予約になりますね。鳥の中に詰めるフィリングや添える野菜にそれぞれの家庭のスタイルがあります。クリスマスにローストしたお肉を食べる習慣の起源として一説には、冬は飼料となる植物が少なく、家畜の数を減らすために年老いた家畜を食べたことに由来している。とも言われています。

ミンスパイ

ミンスパイはスパイスで煮詰めたジャムをパイ生地で包んだ甘いお菓子です。ベーカリーやスーパーマーケットなど様々な場所で売られています。中身はミンスミートと呼ばれています。ミンスとは細かく切り刻む、という意味で、ひき肉を意味するミンチの語源です。しかし、ミンスパイにはお肉は入っていません。中身はドライフルーツとスパイスを煮詰めたジャム。元はひき肉とドライフルーツとスパイスを入れていましたが、次第に肉を入れなくなり、現在の形になりました。

クリスマス・プディング

クリスマス・プディングとは伝統的なドライフルーツをたっぷり使ったケーキです。クリスマスの1ヶ月以上も前から作り、味をなじませます。基本的な材料は、パン粉、牛脂、卵、レーズンなどのドライフルーツにナツメグ、シナモンなど様々なスパイスにブランデーやラム酒を加えます。クリスマス当日には食べる前に再度1時間ほど蒸し、ラム酒やブランデーをかけ、火をつけます。火をつけることでアルコール分を飛ばすことができるので、小さなお子様やアルコールが苦手な方も安心して食べることができます。表面が溶けて熱々のクリスマス・プディングに濃厚なブランデーバターを添えて完成です。

どの料理にも各家庭オリジナルレシピがあり、手作りをするクリスマス料理です。しかし、最近は日本のおせちと同じく、お店で買うスタイルも人気です。

今年のクリスマスにはイギリスの料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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