COLUMN26：からだにやさしい自然のめぐみハーブティー

色々なお茶の種類

紅茶や緑茶、中国茶などの原材料となるのは全て同じ樹の葉。カメリアシネンシスと呼ばれるツバキ科の樹です。加工方法や発酵時間の違いによってお茶の種類が分類されます。
ハーブティーはそれらのお茶と異なり様々な花や植物、フルーツやスパイスをブレンドして作られる為、多様な味と香りが楽しめる事が特徴です。人気のハーブティーと効果をいくつかご紹介します。

人気のハーブティーご紹介

ローズヒップティー
ローズヒップとはバラの果実で、主にイヌバラという種類のバラの実が使われます。レモンの約20倍のビタミンＣとポリフェノールが豊富に含まれています。ビタミンＣは免疫機能を高めて、抗酸化作用が期待できると言われています。ほのかな酸味が特徴です。

カモミールティー
ヨーロッパでは家庭の常備ハーブとして古くから愛用されています。カモミールとはヒナギクに似た可憐な花を咲かせるキク科の植物。抗酸化物質であるアピゲニンが豊富に含まれています。寝る前のリラックスティーとして愛飲されている方も多いのではないでしょうか。

ペパーミントティー
シソ科の香草であるペパーミント。膨満感や消化不良などの消化器系症状を緩和するという注目すべき力があります。ペパーミントにはメントール、メントン、リモネンなどのエッセンシャルオイルが含まれます。リフレッシュしたい時に効果的です。朝の目覚めや胃腸の機能調節作用を利用して、こってりとした料理を食べた後に服用するとさっぱり気分を変える事が出来ます。

レモンバーム
レモンバームはペパーミントと同じくシソ科の植物です。ほのかなレモンの香りがするハーブ。レストレスを和らげリラックスさせる効果があります。クセのないやさしい香りのハーブ。レモンバームには脳内のギャバ（不安感を軽減することで知られる抑制性神経伝達物質）を増やす効果が基礎研究の結果で示されています。これが鎮静効果につながっているのかもしれません。

ハーブティーの淹れ方

沸かしたての沸騰したお湯を注ぎます。一般的な蒸らし時間は４～５分。ポットやカップには蓋をして必ず蒸らすとしっかりとした味と香りが楽しめます。

最後に注意点として、ハーブはそれぞれ違った効果を持っています。しっかり確かめてから使用する事をおすすめします。効果が高い物の中にはたくさん飲まない方が良いもの、持病によっては飲まない方が良いもの、妊娠中は控えた方が良いものもあります。
信頼できるお店で相談して購入することも大切です。


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