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COLUMN 38:秋冬を彩るタータンチェック

  1. COLUMN 38:秋冬を彩るタータンチェック

厳しい暑さもやわらぎ、穏やかな気分で過ごせる秋の季節がやってきました。
そんな秋冬を連想させる物のひとつに「タータンチェック」があります。
カラフルなタータンチェックは今では英国とは切り離せない存在ともなっています。
本日はタータンチェックの歴史や文化をお伝えします。

タータンチェックの定義

そもそも、日本では「タータンチェック」と呼ばれる柄ですが、世界的には主に「タータン」の愛称で呼ばれています。
また、1つの色柄の名称のことではなく、下記の3つの特徴を持つものを総称で呼びます。
1.ウール糸で綾織りであること
2.2色以上の糸を使い、直角に交わる柄であること
3.経糸、緯糸に使う糸の色と数が同じであり、パターンが繰り返されること

注意が必要なのは、これらの条件を達成しただけではタータンチェックとは呼ぶことはできず、スコットランドにある「タータン登記所」にて柄の登録をされたもののみをタータンチェックと呼ぶことができる点です。
タータン登記所では、伝統文化であるタータンチェックを保護、保存するため政府機関が管理をしており、今では世界各国からの申請で数千種類以上が登録されています。

タータンチェックの歴史

タータンチェックの歴史は古く、16世紀頃にスコットランドのハイランド地方でクラン(氏族)と呼ばれる小さな共同体が、タータンチェック柄の「プレード」と呼ばれる衣装を各自着用していたことが発祥といわれています。
しかし、イギリス内で起こる何世紀にもわたる独立闘争でタータンチェックは反乱の象徴とみなされ、戦場以外での着用が禁止されたり、存続自体が難しくなることもありました。

そんな事態が大きく変わったのは1822年、イギリス国王ジョージ4世がタータンチェックを着用してスコットランドを訪問したことです。ジョージ4世はスコットランドの文化や伝統に敬意を表しタータンチェックを着用したといわれ、民族意識や文化復興のための変革の機会となりました。
その後、姪のヴィクトリア女王が「ロイヤル・スチュアート・タータン」をロイヤルファミリーのタータンチェックとして正式に採用し、王室へと受け継がれることとなりました。

インテリアへのポイント

そんなタータンチェックならびにチェック柄を、インテリアに取り入れるポイントをPASSAGE de SINCOLの商品と共にご紹介します。

【カーテン】
カーテンをチェック柄にすると、空間に季節感が生まれ温かみのある印象となります。
また、タータンチェックは伝統的な雰囲気があるため、上品でクラシカルなコーディネートも作り出すことも可能です。

3662550-Highland Check Duck Egg/Pistachio

3662548-Highland Check Dove Grey

3634919-Highland Check Cranberry

【壁紙】
壁紙に取り入れたチェック柄は、ファブリックの温もりを連想させ、どこかほっこりとした懐かしさを感じさせます。
木材家具とも相性が良く、レトロスタイルやカントリースタイルにも合わせやすくなっています。

【雑貨】
ブランケットやラグなど、インテリアのポイント使いにチェック柄を使うこともおすすめです。
気軽に取り入れられるアイテムとしては、温かみのある素材を使ったクッションカバーが挙げられます。
クッションを配置する際は、チェック柄と合わせ、同じカラートーンの無地クッションを配置するなどすると、全体的にまとまりが生まれます。

どのアイテムも他のインテリアとの相性を考え、全体のバランスを考えて取り入れることが大切です。

PASSAGE de SINCOLでは、秋冬を彩る魅力的なアイテムを多数取り揃えております。
本格的に寒くなる前の模様替えもおすすめですので、ぜひ一度ショップを覗きに来てくださいね。

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