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COLUMN12:イギリス伝統料理の不思議な名前

  1. COLUMN12:イギリス伝統料理の不思議な名前

ご覧いただきありがとうございます。
ローラアシュレイのホームグラウンドであるイギリスには、名前と料理が結びつかないような、不思議な名称の伝統料理が数多く存在しています。
ユニークな名前の料理と、ローラアシュレイ流のレシピをご紹介します。

材料とは異なる名前がついた3つの料理

Toad in the hole(トード・イン・ザ・ホール)は直訳すると「穴の中のヒキガエル」。ヒキガエルを食べるなんて!と驚かないでも大丈夫です。
材料は小麦粉と卵と牛乳、そしてソーセージ。
膨らんだ生地の中にソーセージが入っている様子が、土の穴の中からカエルが頭を出した様子に似ているから、こんな名前がついたのでしょう。

Pigs in blankets(ピッグズ・イン・ブランケッツ)「毛布にくるまれた豚」はもう少し想像しやすいかもしれません。
豚に見立てた小さなソーセージに毛布であるベーコンをくるくるっと巻いてオーブンで焼き上げた料理です。
これはイギリスのクリスマスには欠かせない付け合わせ。
ちなみに、アメリカではベーコンではなく、パイ生地を巻いたPigs in blanketsの方が主流のようです。
アメリカの方がふわふわ毛布に包まれた寒がりの豚さんですね。

Bangers and Mash(バンガーズ・アンド・マッシュ)「爆竹とマッシュポテト」というちょっと物騒な名前の料理にもソーセージが登場します。
ソーセージをオーブンで焼くと中から肉汁が弾けることから、爆竹という名前がついたのだとか。
日本と違ってイギリスのソーセージは生肉のまま腸詰めされたものが多いので、調理中に破裂してしまうことが多いからでしょう。
マッシュポテトの上に焦げるほど焼いたソーセージをのせて、グレイビーソースをかけた料理がBangers and Mash。
肉汁のうまみをマッシュポテトと共に味わいます。

ローラ アシュレイの“ウェルシュ レアビット”

Welsh Rarebit(ウェルシュ・レアビット)という料理は、古くはWelsh rabbit「ウェールズのウサギ」と表記していました。
ならばウサギ料理かと思いきや、簡単に言えばチーズトースト。
チーズに香辛料やビールなどを加えたソースをパンにかけて、オーブンでこんがりと焼き上げた料理です。
英国の南西部に位置するウェールズは、ローラアシュレイを設立したローラが生まれ育ち、のちに工場を構えたゆかりの地。
とびきりおいしいローラアシュレイ流ウェルシュ レアビットのレシピをお教えします。
簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

ウェルシュ レアビットのレシピ

●材料
-食べやすい厚さにスライスしたパン 4枚(食パンやパン・ド・カンパーニュなどプレーンな食事パンを選びましょう)
-チェダーチーズ 200g
*もし手に入るようであれば、いちばんのおすすめはウェールズ産のケアフィリチーズ140gとハフォードチーズ70gを使うこと。ともにウェールズ産のチーズです。
または、チェダーチーズ140gと英国最古のチーズといわれるチェシャーチーズ30gを使用しても)
-ビール 1/2パイント(284ml)
-卵黄 1個
-ウスターソース 小さじ2
-粒マスタード 小さじ2
-粗挽き黒こしょう 少々

●作り方
1. チーズを細かく角切りにするか、チーズグレーターですりおろしておく。

2. パン以外のすべての材料をボウルに入れ、ペースト状になるまですりつぶす。チーズは少し加熱してから入れると混ざりやすい。

3. パンの片面をオーブントースターでこんがりと焼き色がつくまで焼く。

4. 2のペーストを3のトーストしていない面にむらなく塗り、再びオーブントースターに入れて焼き色がつくまで焼く。

2のペーストは冷凍保存も可能です。味が濃くなるのでペーストは厚塗りしないようにご注意を。
イギリスではパブやカフェなどの軽食として人気のメニューです。

手軽な伝統料理と共に、イギリスのインテリアをダイニングに取り入れてみてはいかがですか?
ぜひPASSAGE de SINCOLのローラアシュレイのショップを覗きにきてください。

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